毎月新しい化粧水を試すのが当たり前のようになってきた頃、ふと思う「1本の化粧水を最後の1滴まで大切に使ったのはいつ頃だっけ?」
トレンドか、SNS映えするか、高価かまたはプチプラか、、、
──そんな軸じゃなく、
「私に必要なものと、ていねいに付き合う」ことの大切さを今一度考えてみる。
化粧水1本に、どれだけの想いを込められるか?
最初から“効果”を求めるのではなく、「信頼できる1本」に寄り添ってみること
「口コミ良かったけどイマイチかな」「あの人が使っている化粧品を次は試そう」ー猜疑心あるまま使っても、誰かの真似をするだけでも中々肌は応えてくれない。
お手本にすることは大事だしそれで新たな発見につながることもある。でもそこは人それぞれ、真似するだけでは限界がある。スキンケアこそ”情報”ではなく”本能”で選ぼう。
この物質社会で化粧品を取っ替え引っ替えするのではなく「信頼できる1本」に出会ったら自分自身のスタイルを追求するのも自分自身の価値を高めてくれる一つの手段。

そして「信頼できる1本」を見つけたら、たとえば毎日手で優しくプレスするようにつけてみる。できれば2回以上段階を踏んでー1回全体をトーニングしてから放置、そしてまだサラサラしている所に重ねてハンドプッシュ。
たまには部屋を暗くして視覚ではなく自分の感覚を研ぎ澄ます。香り、テクスチャーで見ようとするのではなく感じる。自分に必要なところはどこか、感覚と嗅覚でわかるようになる。
そしてそれは単なる美容ではなく、「私の静かな時間」でもある

化粧水は、自己肯定感を整える“儀式”かもしれない、
1本の化粧水を、最後の1滴まで大切に使ってみる。
その間に、自分の肌のこと、生活のリズム、心の揺らぎに自然と気づくようになる。
選ぶものを減らすことは、感じる力を増やすこと。
“買う”よりも“向き合う”という選択を。
今日も私はそうありたい。